告知とかあれこれ

【告知について】

正式な告知は、もう何回目か全く興味がない誕生日に担当医から受けました。

これまでも、誕生日って碌なことがなかったように記憶しているが、今回は超弩級でした。まぁ、当初から癌の可能性は提示されていたので特に驚きもしなかったし、その通り告知された場合はジタバタしても仕方がないと考えていた。

万一手の施しようがないステージだったとしても、それもまた人生だし、標準的な(死んだ場合の)準備は一応してあるので、余命が苦痛じゃないと良いなぁ...くらいしか考えていなかった。

一方、担当医(と後ろに控えている看護師)は、プロとして平静な態度ではあるものの、かなり慎重に言葉を選びながら、そしてこちらの反応を逐一伺いながら告知をしてきたのが、ちょっと可笑しかったw

ま、病気が病気だけに、取り乱したり、落ち込んだりする患者も多そうではあるから仕方ないけど。

あ、担当医は多分30過ぎで、俳優の古川雄輝さんの目をもう少しクリクリっとさせたような童顔のナイスガイである。

 

【診断結果】

悪性リンパ腫のホジキンリンパ腫で第二期。

 

【治療方針】

化学療法+放射線療法

化学療法はABVD療法で、状態が第二期のため、16週間(4種類の抗がん剤を2週間毎に2回ずつ)投与し、その1ヶ月後に放射線治療を連続20日間程度、とのこと。これで、9割の患者は完治する。当然1割は完治しないので別のもっと強力な薬や治療方法を検討することとなる。

また、治療には当然副作用があり、確率は低いものの死に至る場合もあるが、治療を拒否しない限り選択の余地はないので、考えても意味がないので気にしていない。ただし、投薬時の激痛と投薬後の強い嘔気と倦怠感はなかなかキツイわけです。

あと、まだ始まっていないが、そのうち脱毛するのも少々ダークな気持ちではある。

 

【会社への報告】

告知を受ける前に検査入院等でバンバン休んだし、治療の副作用で脱毛するから、完全に気づかれずに済むことは難しいだろうけど、別に言いふらす話でもないので、ごく一部の人間にのみ報告をしている。具体的にはシャチョさん、総務責任者、腹心の部下一名。

今のところは業務に支障がないように勤務しているので問題ないが、万一、病状が悪化したりした段階で報告すると心象悪いかな?と思い、シャチョさんには報告した。一般的にはどうするのか知らんけど、会社には従業員に対して安全配慮義務があるから、まぁ、報告するんだろうなぁ?

 

【その他】

告知から治療を開始して変わったことと言えば、毎日薬を飲むこと、投薬後2-3日目はベッドから立てないのでローラーも出来ないこと、以外は、特にない、と言えば無いです。投薬後2-3日目は気持ちが悪いので酒どころか食事もなかなか厳しいが、それ以外の日は今までどおり酒は飲むし、朝にはローラー回している。ただ、週末の実走は寒いのもあって全くする気が起きなくなっているが。

 

こんなところかな。